〈彼女が今朝、スクランブル・エッグを作り始めた風景〉

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・・・僕の夢は何だったのだろうか?・・・  そこは何処までも続いているのかも或いはすぐ行き止まりなのかも分からない光も一切届かない長い長いトンネルの真ん中ような所だったと思う。  僕は精一杯の力を出してゴールを目指してたつもり・・・  でもゴールラインは何処にも見当たらない・・・多分、あると思うんだけど・・・  「人生とはマラソンのようなものです。早く走りすぎても、逆にゆっくり走りすぎても駄目です」多分、歴史に名を残すだろう賢い人が言ってる。  スピードは次第に増していく。  目の前の世界は信じられない位の光に近い速さに近くなっていく。  そこで僕は死神が完全にダンスミュージックのビートにはずれてるのに楽しそうにステップを刻んで踊っているのを目撃する!
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