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「この時期だと、もぅ寒ぃょね?」
『まだ、大丈夫ぢゃなぃかなぁ?寒かったら、車で話してればぃぃぢゃん。』
「ぅん。」
海に着ぃた。車を降りると少し寒かった。
『大丈夫かぁ?寒くなぃ?』
「ぅんこのぐらぃなら大丈夫。」
『そっか。足元気をつけろょ。』
「はぁ~ぃ。」
人気のなぃ海ゎ、割りと好き。日中の人気の多ぃ海ゎ、人の賑ゃかな声ゃ波の音が入り交じってて、どこか落ち着かなぃから。
耳をすませば、波の音がザザーッて聞こぇる。
『なちゅ、ぁっちで座って話すかぁ?』
「ぅん。待って、ヒールだから砂浜上手く歩けなぃ。」
『ほらっ。』
そぅ言って、セィが手を差し出してくれた。
「ぁりがとぅ。」
なちゅゎ、迷ゎずセィの手に捕まった。セィの手ゎ、大きくて、ゴツゴツしてる。仕事のせいなのか、がさっぃてぃた。
『なちゅの手冷たぃなぁ。』
「そぅ??」
『冷たぃょ。この辺でぃぃかぁ。』
「ぅん。風もそんなに強くなぃし星も綺麗だねぇ。」
『そぅだなぁ。』
しばらく二人して海を眺めてた。
波の音がだけが響ぃてる。
話をし始めたのゎセィだ。
『なぁ、なちゅ。今日楽しかったかぁ?』
「ぅん。すごく楽しかったょ。なんで?」
『それならぃぃんだぁ。なちゅも色々有っただろぅし。』
「そぅだねぇ。色々ぁりすぎた…。父親の死、彼氏との別れ…。」
『父親亡くなったのか?』
「ぅん。言って無かったっけ?」
『聞ぃてなぃかなぁ。』
「死んだょ。自分で。ぁんなの親ぢゃなぃ!憎ぃ…。死んでも悲しくなんかなかった…。」
なちゅゎ、ずっと海を眺めてぃる。その時なちゅが考ぇてたのゎ、父親の葬儀の事、彼氏と別れた時の事。すごく悲しぃ気持ちになった。
『なぁ~なちゅ。今でも父親の事許せなぃか?』
「…今ゎ違ぅ気持ちかなぁ‥。」
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