【第一夜】沙羅葬呪

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  沙羅「甘い蜜は生き血の香り…。 低俗の人間は極上の晩餐に… …ウフフ…フフ…」         薄れゆく意識…死に際に見た少女の姿。     ゆっくりと振り返って微笑った紅藍(くれない)の瞳…   白い肌が蒼白い月明かりに透き通り、唇に残った血が口紅の如く妖艶に艶めく、絶世の貌(かんばせ)だった……――。
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