演劇部

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「あなた…よくそんな嘘が吐けますわね」 沙羅が悠に耳打ちをする 「私に感謝してよね?こうでもしなきゃ入れなかったっしょ?」 先程の男に変わり、衣装部屋から女がでてきた 先程の男と背丈が同じくらいで女性にしては背が高い 「どうも。部長の前田 舞子です。なんて言わなくても柳下さんには分かるでしょうけど…こちらの方々は?」 「助手です。あまり気にしないで下さい」 「ちょ、何で…モガモガ…」 文句を言おうとした沙羅の口を慶が手で塞ぐ 「あ、あの!よろしければ衣装なんかを見せて頂いてもよろしいでしょうか?」 悠が慌てて、質問をする 「いいわよ。着いてきて」 言われるがままに、舞子の後を三人は着いていった 沙羅は助手と言われたことが不満なのか、ブツブツと文句を言っている 「ここが衣装部屋よ」 舞子が扉を開くとそこには、衣装が部屋を覆い尽すほど並んでいた 「うわっ!凄いですねぇ」 悠がカメラのシャッターを切る 「ドレスはもちろん、メイド服、軍服、宇宙服なんてのもあるわ。五百着ぐらいはあるかしら」
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