神之矢七不思議

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「…へくちっ…」 「ああぁぁ…」 「…へくちっ!」 「んあぁぁぁ!」 玲がくしゃみをする度に、沙羅が身悶えしている 部長の四谷 政宗はその光景を見て、呆れかえっている 「部長…何ですかこれは…」 新入部員である大羽 慶は始めて見る光景に軽い恐怖を感じた 「僕にも分からないよ…沙羅くんが言うには『萌』らしいけど…」 「はぁ…」 今の情報解析部はすることがなかった とりあえず、集まって話し合いでもしようと政宗が提案したのだが、そのような気分にはとてもなれなかった 「…風邪…治らない…へくちっ!」 玲は風邪のせいで、頭が回らないのかボーッとした様子で椅子に座り込んでいる 「ああぁ!玲ちゃん、なんて可愛いんですの!」 そんな玲がくしゃみをする度に地面に倒れそうになる沙羅 「…慶くん、僕達だけでも話し合おうか…」 「そうですね…」 「君がいて本当に良かったと感謝してるよ」 二人はその場から少し離れた所に移動した
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