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俺たちが先生を発見してから数時間後、地元の警察がやってきて俺たちは取り調べを受けた。全員が自分の部屋に居たためアリバイなんてものはない。全員が容疑者だ
しかしながらこの事件は一瞬で解決することになる。それは先生の部屋で見つかったナイフで串刺にされたトランプ、ダイヤのAだ
ナイフには先生の血が付着していたため犯行に使われたものだろう
先生は肺に穴を空けられた状態で死亡していたようだ。つまり数分間は生きていたことになる
と、なるとこのナイフは先生が刺したものでつまりは犯人を示すダイイングメッセージということになる
警察が疑いの目を向けたのは赤石一。名前そのままダイヤのエース
しかしこんな簡単な幕引きなのか?俺は様々な思考を巡らせた結果、1つの答えに辿り着いた
「ちょっと待った。犯人は赤石じゃない」
俺の声に反応した警察の動きが止まる。さっきまで泣きわめいた赤石も黙りこんだ。事件の責任者らしきものが俺に問う
「おい小僧、どういうことなんだ?」
「あんたらは簡単な心理トリックに引っ掛かったんだよ」
さぁ推理ショーの始まりだ
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