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片付けを終えた星花は、深く深呼吸をした。
『昊志さん…』
星花は、そっと呟いた。
居間に行くと、みんなが座って星花を待っていた。
『すみません。お待たせしました』
そう言うと星花は昊志と向かい合わせの位置に座った。
部屋の中は静まり返っていた。
そして昊志が話し出した。
『父さん…母さん、姉さん、そして星花…』
一言、一言を噛み締める様に昊志の話しが始まる。
『出撃要請が出されました』
一同、目を見開き黙って聞いていた。
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