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「星花!騎士のおでましよー用があるなら明日でもいいけど?」
ニヤッとしながら光が言った。
『そんなんじゃないって!ただの幼なじみだよ!もぅ、いったい何があるってゆーの?』
そう言いながら星花は健介の方に歩いて行く。
『ちょっと!何でいつも大声で叫ぶの?今日は光と帰る約束してるの!急ぎじゃないなら明日にしてよ』
ちょっと怒ってみせる星花を健介はニコニコしながら見ている
「うーん、まぁ明日でもいいけどさ、じゃあ、明日は俺に付き合えよ!じゃあな!」
爽やかで、いつもニコニコしていて優しい健介は他の女生徒にもモテるのだが、当の本人は星花しか目に入ってないのだ。
小さい時から星花だけを見てきた。だが、星花には健介に対して恋愛感情はなく、幼なじみとしてしか見ていなかった。
それでも2人は喧嘩をしながらも、いつも仲良くはしていた。
『明日か…いったい、何があるっていうの?健介ったら、いつも一方的なんだから』
そう呟いて星花は光と学校を後にした…
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