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「ホモとかありえねぇ。キモすぎ。ゲロ吐くかと思った。」     眉間に皺を寄せ、うげっと舌を突き出して見せる。     そしてペンキの剥げた古ぼけた水色のベンチに腰掛けて学校の塀の向こうに視線を向けた。         …何で俺は男にいきなりキスされて   こんなにボロクソに言われなければいけないのか。         「じゃあ何であんな…」     「めんどくせーんだよ。告られんの。」       うへー、羨ましいセリフだこと!   それにしても…性格悪っ!!!
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