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そこにいたのは噂の篠原 澤。       ちなみに話すのはこれが初めて。   同じクラスになって7ヶ月が経っていた。         う、おー。   さすがにファンクラブがあるだけあるな。     何だこの宝石みたいな瞳は!           「な、何か…?」     「あのな、俺、足くじいたみたい…。歩けないんだ…。保健室まで連れてってくれない?」       約20センチ下から見上げられる。   右足に力が入らないらしく、うまく立てないのか腕をぎゅう、と掴まれた。           こいつはプロのアイドルだ…。
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