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アクシズの後部が落下ポイントに入って、数分が立った。
宇宙世紀0093年。
地球連邦政府に対し、シャア・アズナブルが宣戦布告をした。
そして、そのシャアは、核を積んだ小惑星アクシズを地球に落とす作戦を立てた。
それを、阻止しようと立ち上がったのが、地球連邦軍遊撃部隊ロンド・ベル。
シャアのライバルであるアムロ・レイが所属する部隊である。
「貴様、何をするつもりだ!」
シャアの苛立ちは激しかった。
MSの殴り合いで、シャアが乗るサザビーが力負けをし、コクピットが投げ出された所で、アムロの乗るνガンダムに捕まった。
そのνガンダムが、アクシズを押し返そうとしているのだ。
「貴様にむざむざやられてたまるか!」
「アクシズの落下は始まっているんだぞ」
「νガンダムは伊達じゃない!!」
νガンダムがバーニアを蒸すが、大気に引かれるアクシズの落下スピードには堪えられなかった。
そこに、いくつものMSがくらいついた。
二十機くらいのMSが、アクシズを押し返そうとしていた。
地球連邦政府の腐敗と環境汚染に嘆いたシャアに取って未来への一つの希望だった。
「しかし、人類は遅かれ早かれ地球に対して贖罪をし、自らを自分の手で裁かねばならない、それをわかるんだよ、アムロ」
「わかっている。だから、人類に希望の光を見せなきゃならないんだろ?」
「夢みたいなことを…ララァを殺した貴様に言えた事か!」
「今更…」
二人の会話を横切るように白鳥が飛んでいく。
『ララァ・スン』
二人は声を合わせた。
その瞬間、光が二人を包んだ。
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