第一章『始まりの都』

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看板に『アリアハン』と書かれた城下町に入った。 活気強い町並みだった。 そこに、一人のそばかすの女が近寄ってきた。 「あ、こんにちわ。ここは、アリアハンの城下町です。」 「アリアハン?」 アムロの頭の中に疑問が浮かんだ。 「勇者オルテガ、アレルが旅立った町…ご存知ないですか?」 (オルテガ…、アレル…) 「すまないが、風来坊でね。 時勢に疎いんだ」 シャアが、微笑しながら話した。 「でしたら、王様にお会いになって話を聞いてみた方がいいですよ!」 「あの城の王様…か。」 アムロは何か引っ掛かった感じで喋った。 「時勢は、王様の触れ書きで町民は知るんです。 よろしければ、行ってみてください」 女は、ニコッと笑うと走り去って行った。 「行ってみるか?」 「当たり前だ」 アムロの問いにシャアは短く答えた。
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