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看板に『アリアハン』と書かれた城下町に入った。
活気強い町並みだった。
そこに、一人のそばかすの女が近寄ってきた。
「あ、こんにちわ。ここは、アリアハンの城下町です。」
「アリアハン?」
アムロの頭の中に疑問が浮かんだ。
「勇者オルテガ、アレルが旅立った町…ご存知ないですか?」
(オルテガ…、アレル…)
「すまないが、風来坊でね。
時勢に疎いんだ」
シャアが、微笑しながら話した。
「でしたら、王様にお会いになって話を聞いてみた方がいいですよ!」
「あの城の王様…か。」
アムロは何か引っ掛かった感じで喋った。
「時勢は、王様の触れ書きで町民は知るんです。
よろしければ、行ってみてください」
女は、ニコッと笑うと走り去って行った。
「行ってみるか?」
「当たり前だ」
アムロの問いにシャアは短く答えた。
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