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とある山奥の村
朝陽で目を覚まし、いつものようにお茶を入れて飲んでいた・・
「孔明様~。大変です。何かいつもと様子が違うんです。」手伝いの坊主が騒いでいる。
「確かに周りの山々や鳥のさえずりまでいつもと違うようだ。」さすがの孔明もこの事態がよく理解出来なかった。
「さて困ったものだ・・」
その時、馬が10頭程こちらに向かって走ってくるのが見えた。
その一団の中の長らしき男が孔明に向かって話しかける。
「何故お前はここに住んでいる?俺達はこの山を根城にする山賊だ!昨日までここには家すらなかったはずだ!金目の物をおいていけば命だけは助けてやろう!」
孔明は言う。
「見ていただければ分かるのですが金目の物は何一つありません。」
怒った山賊の長は腰から刀を抜きはなった!
「殺られる!」
孔明は死を覚悟した。
その時、1頭の馬が近寄って来るのが見えた。
山賊の一人が言い放つ。
「見慣れない鎧だな。お前、何者・・・」
言い終わる間もなく首が跳んだ。
「全員で掛かれ!」
山賊の長が叫んだ。
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