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4人の若者を乗せた一台の車が夜の山道を走っていました。
やがて彼らがたどり着いたのは″出る゛と噂されている峠のトンネルに・・・・・
いわゆる肝試しである。
トンネルは噂がたつだけあってなかなかに無気味な雰囲気がでていたのですが、4人もいればさすが心強く怖さもあまり感じなかった。
彼らは口々に「たいしたことないじゃないか」などと軽口をたたきながらトンネルの前に集まると、予定通り記念撮影を行い再び車に乗り込んだ。
ところが4人全員がとっくに乗り込んでいるのに、何故か運転席に座る若者は車を発進させようとしない。
他の3人は運転席の若者に向かって、どうしたんだよ早く出せよなどと文句言ったのです。
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