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【幽体離脱を科学する】
スウェーデンの、カロリンスカ研究所で、こんな実験が行われた。
被験者に、仮想現実体験ゴーグルというゴーグルを付けてもらい、自分を上から見ているカメラの映像をゴーグルで見せる。
そして、後ろから別の人に体を触れてもらう。
すると、被験者は別の場所に居るような感覚になるという。
───あたかも幽体離脱。
この感覚は、被験者10人に1人が感じることが出来た。
これは、人間の脳を混乱させる事で起こる。
人間の五感と、脳の知覚にズレが生じるからだ。
この実験で、人は様々な感覚から、自分が居ることを理解出来る、ということがわかる。
これを発展させ、
人間の意識と肉体の結びつきの根源を探したり、
テレポテーションの感覚を得たり、
ゲームの中でプレイしたり、
外科医が遠隔手術をしたり…
色々な事に利用できそうだ。
この現象のメカニズムは不明。
幽体離脱と呼ばれる現象は、自動車事故などで脳にダメージが加わった時や、
脳の機能障害、薬物乱用者などに見られる。
これらに関係するのは、「脳」。
人間の体には、まだまだ知らない不思議があるかもしれない。
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