達磨

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達磨

この話は葬儀屋の友人から聞いたものです。 みなさんも、ご存知のダルマ… 縁起物として願掛けの際に購入したりします。 通常、片方の目を描き、お願い事をして、願いが叶ったら、もう片方の目を描きます。 実はダルマは、昔 実在していた人物なのだそうです… ダルマは漢字で『達磨』… 昔、位の高い公家の家に生まれつき手足が無いとゆう障害を持って産まれたタツマロという名の男の子のことなのだそうです… 昔は酷いもので、位や家柄に傷がつくとゆう理由で、産まれたときから、手足が無かった 赤ん坊を奉公人に押し付け、育てさせていたそうです… 結果 タツマロは、色々な人の所に、たらい回しにされ 最終的に、見世物小屋に連れていかれたそうです… 見世物小屋では、人々の興味をそそる様に、無理矢理太らされ、より醜い容姿にさせられました… そして、手足が無い身体で、倒しても起き上がる芸を見世物にしていたそうです… 見世物で一度、達磨が倒れて起き上がって来なかったときがありました… その時に達磨は、元締めに片方の目玉をエグリ取られたそうです…
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