足音

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次の日、その出来事を幸信に話したところ、幸信は… 『夢だろ~ 夜中に見たことない女性が勝手に家に上がってくるかよ…』 しかし、数日たった ある晩 幸信が寝ていると… 『トン トン トン トン…』 階段を登ってくる足音が… 幸信の部屋の扉は引き戸だったのですが、『まさか』と思い、そちらを見てみると… 引き戸の扉の隙間から、何者かが こちらを見ていたそうです… 蒼白い顔を半分覗かせて… それから、不定期に夜中の足音は聞こえたそうです… 私が、この話を聞いた前日の夜中も足音は聞こえたそうです… この話は、最近 幸信から聞いたものなので、まだ私のところには来ていませんが… もしかしたら、この話は伝染するのかもしれません… ちなみにYは幸信に、この話をしてからは、足音が聞こえる事はなくなったそうです… もしかしたら、この話を知ってしまった、あなたも今晩あたり足音が聞こえるかもしれませんね… 夜中に足音が…
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