ショック死

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奥さんは… 『家には他に誰もいませんよ…』 『子供もいないし、夫と二人で生活していましたから…』 霊は波長が合った人には、見えるし、憑いてくる場合もあるといいます… 私は、すぐに打ち合わせを済ませ 会社に戻り、同僚に葬儀の担当を代わってもらいました… 私が見た人影は たぶん霊だったのでしょう… あんなに何度も、故人を安置している部屋の前を行き来するなんて… 私は 怨みのようなものを抱いている霊としか考えられませんでした… 亡くなった旦那さんは、あの霊によって うなされ続け、あの霊を見てショック死したのかもしれません… 障らぬ神に祟りなし… 私は 葬儀屋に勤務してから 今まで ヤバいと思ったら、絶対に近付かないようにしてきました… だから無事でいられたのかもしれません… 皆さんも 実行したほうがいいですよ… 障らぬ神に祟りなしを…
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