首塚

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首塚

この話は、私が学生の頃の話です… 皆さんも 一度は聞いた事があると思います… 『将門の首塚』… 都会の真ん中にあるにも かかわらず、そこだけ空気が違うのです… たぶん霊感のない人でも、あの違和感は感じとれると思います… 私は、ある夏の夜中に友人3人と合計4人で肝試しに行きました… 迷いながらも首塚に着くと、『思っていたほど 不気味じゃないなぁ』 とゆうのが第一印象でした… しかし 周りの空気は、とても重く感じ、時間経つにつれて どんどん不気味に感じられてきました… 私達は30分くらい いたでしょうか… 『そろそろ帰るか…』 仲間の一人が言いました… 私は首塚に手を合わせ 『お騒がせしました…』 と、拝みました… 仲間も 続けて手を合わせ拝みましたが、一人だけ拝まずに車に戻り… 『早く行こうぜ…』 私は 『手ぐらい合わせろよ』 と言ったのですが、友人は聞かず その日は無事帰宅しました… その2日後に、その友人がバイクで事故を起こした連絡を受け、私は病院にお見舞いに行きました… 怪我はたいしたこと無かったのですが、私は病室で… 『お前、手も合わせないで帰るから、事故るんだよ』 友人は、私に… 『偶然だよ… 夜中にお前が呼びつけるから事故ったんだろ~』 私は、何の事だか分からなかったのですが… 友人の話では、夜中に電話で私に呼び出されたとの事… たぶん友人は、事故を起こしたショックで勘違いしているのだと思いますが… もしかしたら、手を合わせ無かった事が原因で、祟られていたのかもしれません… この出来事は、いまだに謎なのですが、皆さんも 霊的な地に行かれた際、帰り際に手は合わせたほうがいいかもしれませんね… 供養碑があるような場所では特に…
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