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彼女
この話は 葬儀屋時代付き合っていた女性の話です…
私は 葬儀屋になる前に、ある会社の営業を半年ほどしていました。
その会社で知り合った女性(N)はバツイチで、離婚して間もなかった頃でした。
Nが会社を身内の不幸で1週間くらい休んだので、私が代表で香典を持って行きました。
そこで初めて、離婚した旦那が亡くなった事を知りました。
死因は首吊り自殺…
多額の借金を抱えて自殺したそうです。
会社の同僚達には、別れた旦那の交通事故死という事にしましたが…
それから たびたびNが私に相談してくるようになり、いつのまにか付き合うようになりました。
付き合うようになってすぐに私は葬儀屋の社長に引き抜かれるような形で会社を辞め、葬儀屋に入りました。
葬儀屋で、初めは順調に付き合っていたのですが、休みは不規則、夜中に出動するなどで、スレ違いが多くなり、とうとう別れが…
彼女は二股をかけていて、私と別れてすぐに 別の男性と付き合い始めました。
別れから1ヶ月…
私の誕生日に、お祝いの言葉と謝罪の言葉をメールで送ってきました。
私は…
『お互い幸せになろうや』
『今度ゆっくり呑みに行こうや』と返信しました。
私の誕生日から3日後…
彼女が泣きながら電話してきました。
私が理由を尋ねても彼女は答えず、『私と付き合っていたとき、楽しかった?』と聞いてくるだけでした。
私はNの事が心配になり、すぐに会いに行きました。
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