とおりゃんせ

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とおりゃんせ

『とおりゃんせ とおりゃんせ ここはどこの細道じゃ 天神様の細道じゃ どうぞ通してくだしゃんせ この子の七つのお祝いに お札を納めに参ります 行きはよいよい 帰りは怖い………』 多くの人が一度は聞いた事のある歌だと思います。 この歌には悲しいエピソードがあります。 昔 貧しい地方では七つになった子供を口減らしの為、天神様が住むという山に捨てる風習があったそうです。 朝早く山に子供を連れていき、夕暮れに山奥で別れる… 真っ暗な山の中に残された子供は二度と里に戻ることはなかった… この『とおりゃんせ』の歌詞はその様子を歌ったものなのです。 だからこそ(行きはよいよい 帰りは怖い)なのです。 昔の人は決して天神様の住む山奥でとおりゃんせを歌う事はなかったそうです。 それは捨てられて死んだ子供達が集まってきて、呪い殺されると言われていたからです。 今は山の頂上まで道ができ、簡単に天神様の住む山奥まで行けます。 もしかしたら山で事故る人はとおりゃんせを歌っていたのかもしれません。 信じない人は試しに山で歌ってみてください。 信じる信じないはあなたしだいです。 ※この話は有名なので、知っている人も多いでしょうが 私は決して歌いません……
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