24069人が本棚に入れています
本棚に追加
そして半年後…
峠を普通に走っていると、左カーブでいきなり後輪がロック…
転倒して、そのまま反対車線へ…
バイクは反対車線を走ってきた車と衝突しましたが、息子は擦り傷程度で事なきを得たそうです…
息子の話だと…
『転倒した瞬間、誰かに左腕を引っ張られような気がした…』
『おかげでバイクと離れたから、助かった…』
やはり亡くなった父親が助けたのでしょうか…
以前から、そのバイクで事故る夢を見ていたそうなのですが…
息子は、それ以来バイクに乗らなくなり、形見のバイクも二束三文でバイク屋に売ったそうです…
もしかしたら、今までそのバイクで何人も命を落としているのかもしれません…
確かなのは、そのバイクは綺麗に修理されて、何処かのバイク屋で売られているとゆう事です…
誰かに買われるのを待ちながら…
バイク屋の片隅に飾られているのでしょう…
※この話は父親の法事の打ち合わせのときに、息子さん本人から聞いた話です…
旧車には旧車の魅力がありますが、その中には呪われた旧車も実在するのかもしれません…
最初のコメントを投稿しよう!