臨死体験

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臨死体験

この話は臨死体験をした友人(ケン)の話と、その場に居合わせた友人(タツヤ)の話を私が編集して紹介します…… その日は高校の野球部OBのの飲み会でした… みんなが集まるのは、卒業以来2年ぶり… 自然と会話も弾み二次会、三次会へ… 楽しい時間は、すぐに過ぎ、時間はすでに深夜2時をまわっていました… 次はどこいく?なんて話をしながら深夜の商店街を歩いていたら、後ろから車のライトが… 『おーい』 『車来たぞー』 前を歩いている友人に注意を促した瞬間、車はタツヤのスレスレのところを、かなりのスピードで走りぬけていきました… キキキーッ ドン…… タツヤは、そのとき人が跳ねられるのを初めて目の当たりにした… まるで スローモーションのように、人が宙を舞う… 誰が 跳ねられたんだ… 一瞬で酔いが醒め、慌てて駆け寄ると… ケンが倒れている… 『おいっ 大丈夫か!』 ケンに反応はない… ヤバイ… ざっと30㍍は飛ばされてる… 顔を確認すると 耳から血を流している… 目は開いたまま、うっすら笑っている… ケンが死んだ… そこにいる、みんながそう思った…
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