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御札
この話はモバ内の友人に聞いた話を私が編集して紹介します
レイちゃん(仮名)の旦那さんは、正月明けから山梨に出張に行きました。
会社の手配した旅館に…
会社の同僚と派遣会社からきた、1人の男性と3人で…
山梨での滞在予定は10日くらいで、その間は同じ旅館に宿泊していました…
出張初日、旅館に到着すると、旅館の至る所で御札を見掛けました…
廊下、トイレ、温泉の更衣室、その他あちこちに…
何故か、その御札は人の型をしていました…
映画の陰陽師では人型の御札がでてきましたが、旦那さんはあまり見た事ない御札だったので、
『気味が悪いな』と思ったそうです…
旦那さんは、その晩 ラップ音が聴こえてきたので、他の二人に確認しましたが、二人には聴こえてなかったみたいです…
そして宿泊して数日が経ちましたが、ラップ音は毎晩鳴り響きました…
やはり その音は他の二人には聴こえておらず、旦那さんは気にしないようにしていました…
そして10日目の深夜、ラップ音と共に金縛り…
旦那さんは、いつもと違うと感じた瞬間、気味悪いうめき声…
ヤバいと感じ、恐怖に怯えながら、気付くと朝だったそうです…
朝、他の二人を起こそうとしたら、派遣会社からきた人は冷たくなっていたそうです…
やはり毎晩続いたラップ音は悪霊からの警告だったのでしょうか…
旦那さんは今でも後悔しているそうです…
宿の異変に気付いた自分が、宿を変えるべきだったと…
亡くなった人は身寄りがなく、無縁仏になったそうです…
その出来事以来会社では、事故や怪我人が後を絶たないそうです…
もしかしたら旦那さんは出張先から悪霊と一緒に帰ってきたのかもしれません…
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