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御守り
この話は看護師から聞いた話です…
ある病院での不思議話です…
その病院に一人のお婆さんが入院していました…
そのお婆さんはとても礼儀正しく、具合が悪くても必ずベットの上で正座して食事をしていたそうです…
そんなお婆さんも、とうとう体調を崩し、起き上がれなくなり個室へ…
お婆さんは個室に入って、２週間で息を引き取りました…
そして、その3日後 その個室に他の患者さんが入ってきました…
夜中の12時、その個室からナースコール…
看護師が駆けつけると、患者さんは…
『ベッドの脇でお婆さんが正座していた…』
『声をかけたら消えた…』
『怖いから部屋を変えてほしい…』
翌日、看護師がその部屋を調べてみると、テレビの下から御守りがでてきたそうです…
亡くなったお婆さんの身内に確認すると、お婆さんの御守りに間違いないとの事…
お年寄りは御守りを、肌身離さず身に付けている人がたくさんいますが、亡くなってからも取りに戻ってくるとは…
よほど大切な御守りだったのでしょう…
御守りを返してからは、お婆さんは現れなくなったそうです…
この話を聞いたとき、私も含め今の時代の人は、物を大切にしているか疑問に思いました…
人それぞれ価値観は違うと思いますが…
あなたは死んでからも気にかける大切な物は、いくつありますか…
その御守りは、お婆さんの遺骨と共に、お墓の中に安置されているそうです…
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