金封

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金封

葬儀社の葬儀会場は、たいがい すべての宗派宗教に対応しています。 よって、すべての金封を用意している葬儀社がほとんどです。 初めに金封の種類を紹介しておきます。 『仏式』 *葬儀から納骨までは… 御霊前、供花料、御香料。 *その他の法事など… 御仏前、御香料。 *僧侶へのお礼… お布施、お経料、お車代。 『キリスト教式』 *霊前には… お花料。 *牧師さんには… 感謝、御ミサ料(弥撒料)。 『神式』 *霊前には… 御榊料、御玉串料。 *神官には… 御礼、祭祀料。 ※その他、お世話になった方には『 志 』 皆さんも参考までに覚えておくと、役に立つかもしれません。 日本はほとんどが仏式で、私の執り行った葬儀も、ほとんど仏式でした。 私はいつもゲジと組んで葬儀を執り行っていたのですが、神式の葬儀のとき… 私と神官が葬儀の打ち合わせをしていると… 葬家さんが来て、玉串料と書かれた金封と共に『よろしくお願いします』と言って神官に渡しました… 神官はニッコリしながら… 『この金封は会葬者が故人に宛てて持ってくるものですよ』 葬家さんは… 『葬儀屋さんに、この金封で持っていけと言われたのですが…』 神官はニッコリしながら、私の方を振り向き、2回うなづきました… ゲジ… またお前だな… 神官の目がマジだぞ… それ以来、私と神官の間には深い溝ができたとゆうことは、言うまでもありません… 神官が2回した うなづきは、いったい何だったのでしょう… 神官に恐怖を感じた出来事でした…
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