ちょっと現実的な恋空(美味しんぼ編)

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ちょっと現実的な恋空(美味しんぼ編)

「山岡!!なんか作れ!!」 私の名前は富井(副部長)。 部下からは酒を飲むと暴れる厄介なオヤジと言われている。 「やれやれ…ではこれではどうでしょう」 彼の名前は山岡士郎。 人に喧嘩を売るのが好きな変人だ 「なんちゅーもん食わせてくれるんや」 こいつは京極とか言うハゲ。 その時、ドタドタという音をたてながら男が近づいてきた 「おい…この吸い物を作ったのは誰だ!!」 私こと富井の体に電撃が走った。 彼の色気に誘惑されたのか私は恐る恐る手を挙げた 「貴様か!!今すぐここから出ていけ!!貴様には料理をする資格は無い」 勢いよく吸い物の入った茶碗を投げられた。 熱い!!でも何故だろう体の内側が火照るのは…… その後彼の情報を集めた。 彼の名前は海原雄山。 ツンデレ 山岡の実の父 私の心は雄山に盗まれてしまった…… しかし相手は年上…とりあえず山岡に話を聞いてみた 「ゴマソースの物もチリソースの物も同じ皿で取れって言うのかっ!!」 だめだこいつ早くなんとかしないと…… 山岡のそんな話を聞いていると 「雄山が白血病で入院したぞ」 私は目の前が真っ白になった… そんな……まさか… 雄山先生が白血病…? そんな時山岡が 「豆腐とワインは旅をさせちゃいけない」 と言いながら黒い何かを渡してきた 「まさか…これは…利尻の昆布!!」 戸惑った。 何故山岡はこんなものを持っているのか?? 「まさかまだ吸い物に湯気がたっている」 やっぱりこいつは駄目だ…… しかしこのチャンスを逃すわけにはいかない!! 早速家に帰り、妻と子供の冷やかな目線も気にせず、吸い物を作った。 隠し味に味の素も入れた。そして無菌室に居る雄山先生の元に向かった。 「すいませんが無菌室に外部から物を入れるわけにはいきません。殺す気ですか」 富井は目の前が真っ暗になった スイーツ(笑)
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