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突如森羅の父ちゃんが破顔して爆笑した。
「はい?」
「父上?」
「実は最初から見させてもらっていたよ。君が娘の友達になってくれたことも知っているよ。試してすまなかった」
おじさんは子供の俺にもきちんと頭を下げてきたのでさすがに戸惑った。
「どうだろう森羅?お前は純也くんとこれからも一緒にいたいか?」
「もっ、もちろんです!純也は……どうだ?私と一緒は嫌か?」
何故か森羅は顔を真っ赤にして聞いてきた。
はい、ついにきましたよ……人生のターニングポイントが……巻き戻したいなぁ……
「ん?俺は森羅といたいですよ。だって、森羅は可愛いし、面白いし、良い奴だから!」
「本当か!?嬉しいぞ純也ぁ~」
何故か森羅は俺に抱きついてきた。かなりドキドキしてしまう。
「そうかそうか!それはめでたいなぁ!では、いろいろと準備することもあるから今日は送ってゆくから帰りなさい。近いうちにまた会える」
「うむ、父上!善は急げなのだ!純也よ、また会おう!」
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