義妹あらわる~ブラコン警報発令~

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ふと、生暖かい視線を感じて目を向けると視線の主は両親であった。 「いや~我が息子ながらジゴロだなぁ~きっと、そうやって森羅ちゃんも落としたんだろうな」 よけいなお世話だ親父。 「あ~ついに馬鹿息子もシスコンデビューか……一応お赤飯かぁ」 めでたくねぇよ母さん! そのとき、背筋がぞくっとした。 なんだ……この異常なプレッシャー……予想はつくけど……突っ込まなきゃ駄目か? 「私の……未来の夫の純也に抱きつくなぁ!!」 「だぁ~俺は未来の夫じゃねぇよ!つ~か、お前まで抱きつくな!!暑苦しいわ!……って、言うか森羅さん強く抱きつき過ぎ!痛い痛い痛いわ!」 「みぎゃぁ!?」 我慢の限界です! 本気のチョップを森羅に叩きつける。 森羅は頭を押さえながら涙目で見つめてきた。 「うぅ……ずるいでわないか……私だって純也に抱きしめられたいでわないか……」 あ~俺も弱いなぁ…… 森羅の上目遣いも反則だ。 普段暴走しているぶん素直にお願いされると断りづらい。
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