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気がつくと俺たちはご近所さんにじろじろと見られている。
『また、純也ちゃんやってるわよ~いい加減婿入りしちゃえばいいのに……諦めが悪いわ』
『なにやら禁断の妹萌えらしいわ』
『『怖いわねぇ~』』
……近所のマダムたちよ……俺、何か悪いことしました?
「だぁ!てめぇらのせいで俺の神童株が大暴落ですよ!どないすんねん!?」
俺の怒鳴り声に何故か2人は照れている。
こいつらMなのか?
「大丈夫だ純也よ!私が責任とって……娶ってやろう!」
「私の中でお兄ちゃん株は鰻登りです!もう止められないっす!」
……意味わからねぇ。
とりあえず言えることはただ一つ。
「俺は学校に行く!勝手に暴走してやがれぇ!」
「みぎゃぁ!?」
「はぅ!」
俺は稲妻(チョップ)を叩き落として、走りだした。
世間の目は痛いし、家族は意味不明だし、俺の人生なんなんだぁ!?
「畜生!しょっぱい水がとまらねぇよ!」
そんなこんなで今日からドタバタな日々が始まる。
……言っておくが俺は平穏に生きたいんだぞ……いや、マジで!
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