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7月×日 水曜日 雨
何故か今日は純也の目の前で正座をさせられた。
どうやら私がやったことに腹を立てているらしい。
『なんでお前はプールを全天候型に変えちまうかねぇ!?』
泳ぐのが好きな私は雨で水泳の授業が消されるのが嫌で2億円でプールを改築したのだ。
それが不味かったらしい。
『お前はもっとパンピーの価値観を学びなさい!っ~か、お願いだから平和にいこうぜ……』
うむ、どうやら私は価値観がだいぶずれているらしい……
私は純也のことを少しも理解していないように感じ、しょんぼりと落ち込んだ。
『……俺もプールは好きだからいいけどさ……今度から、何かデカいことをするなら俺を通してからやれよ?……それと、今日のプールは楽しかったぞ!』
純也はそう言って微笑んでくれた。
それだけで胸がドキドキして恥ずかしかった。
最後に純也を通せば結婚してくれるか訪ねると笑いながら6発チョップを貰った。
うむぅ……パンピーの価値観とは難しいのだ!
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