Prologue

6/7
前へ
/489ページ
次へ
相変わらず、一馬は無表情で窓の外を眺めている (あの……あの!) 「あっ、失礼」 一馬はりさをみる 「りささんをどこに降ろしたらよろしいですか?」 (あっ、近くの駅でいいです) 「わかりました」 りさは一馬の何もうつさない瞳を見つめていた 「何か?」 (あっ、ごめんなさい) りさはついさっき会ったばかりの一馬をみて、自分より辛い過去があるのだろうと、直感的に感じていた
/489ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1648人が本棚に入れています
本棚に追加