怪奇熱
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頭の奥が熱い。鈍い音が私の中で鳴っている。 キーン。 耳鳴りが酷い。気付けば私は体全体で息をしている。 瞳を開けるのも辛いくらいに私は何かに冒されている。 いくらか気だるさと微塵の悪寒を感じながらも 速くなる鼓動にゆっくりと瞼を押し上げる。 ――――――?! 開けなければ良かった。 私は直ぐに目を閉じてしまいたかったがその白い物体はそうはさせてくれなかった。 ……………うさぎ
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