7人が本棚に入れています
本棚に追加
それでも、さすがに朝を迎えると幾分か気持ちが楽になった。朝は、静寂そのものだ。静けさがすべてを白紙に戻してくれる気がする。
家に帰って、ぐっすり眠れば昨夜のことは忘れるだろうと言う気がした。
バス停に向かう途中で見覚えのある車が走ってきた。遠藤先生だ。
遠藤先生は、実家が地元では有名な産婦人科なのだが、直ぐには跡を次がず外科医の道を選んだ。将来有望で、なによりイケメンだ。病院でも、一番人気だ。
あぁいう先生と結婚できたらいいのに。そのためなら、どうなってもいいと思った。
………ガンッ―――!!
最初のコメントを投稿しよう!