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「ホントは素子さん好きなんでしょ」
「わかんない」
「そっか…」
一瞬時が止まった気がした。
打ち寄せる波も聞こえない。
近くの道路のトラックの音も聞こえない。
不思議な時間が過ぎた。
帰り道は二人共あまり話さずに大学に着いた。
誰もいない夕闇の中で二人黙ったままいた。
不意に彼女が僕の手を握る。
ドキッとして彼女を見ると、涙が見えた。
「え?」
「うん…なんでもない」
手が離れる。
「こんな僕のどこがいいの?」
「優しいよね」
「え?」
「なんでもない、また明日!」
少し黙って
「うん…また明日」
車降りて彼女に手を振り、見送った。
僕はそのまま覚えたてのタバコを一本吸ってみた。
気持ちかみしめながら…
下宿に着く頃には日も落ちて少し寒くなっていた。
部屋の入り口の隅に美津子がいた。
「どうしたの?」
「…待ってた」
「とりあえず入って」
美津子を部屋に入れて毛布をかけた。
「ずっといたの?」
「…うん」
「どうしたの?」
「どうもしない…会いたかった」
「心配するじゃない、お家心配するよ」
「大丈夫だよ」
抱きついてきた。
「ど、どした?」
「なんでもない」
キスをした。
美津子はうつむいて笑ってまた抱きついてきた。
「抱いちゃうぞ」
「…うん」
優しく抱き倒して、首筋にキスをして、まだかたい胸に手を伸ばした。
「はっ」
制服をたくし上げ、胸にキスをした。
唇を下へ這わせながらスカートと下着を脱がせた。
僕もジーンズを脱ぎ、唇を彼女の局部へはわせていった。
「いや、恥ずかしい」
かまわずに彼女の局部にキスをする。
「あ…」
綺麗な肌に見とれながら、初めてのクンニをする。
彼女は声を出し始めていた。
「気持ちいい?」
「恥ずかしいよう~」
彼女の中に入っていく。
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