竜一の幸運

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「やった、絶対だよ」 彼女は僕の真横にきた。 彼女の制服が、髪が僕の肩にかかる。 無意識に少し離れる。 実は僕は女性との経験がない。 ドキッとした。 「ヘルメット貸して」 彼女はヘルメットを取り、スポッとかぶってみせた。 「あははは」 「あ、笑わなくても」 彼女はヘルメットを強く押し付けた。 途端に僕は興味が湧いてしまった。 彼女の手を押さえてみた。 ドキドキしてきた。 喉の奥が湧いてきた。 彼女は少し下を向いていた。 引き寄せてみた。 抵抗はない。 抱き寄せてキスした。 彼女の腕に力が入る。 心臓の音が聞かれてしまうかなぁ~ 抱き寄せた彼女の心臓の音がした。 「好きだってわかっちゃった?かな」 小さな声が聞こえた。 「なんとなく…」 そうなのか? ゆっくりと絨毯に抱き寄せた。 彼女がかわいいと思った。 顔にかかった髪をなぞって、赤らめた顔を撫でると、彼女に抱き寄せられた。 「恥ずかしい…あたし、かわいくないし…」 なにも言わずにキスをした。 制服の上から胸を触る。 制服って硬いんだな… 彼女も体が固くなっていた。 左手で腕枕したまま、彼女の体を確かめる。 制服の下から手を入れる。 下着に手がかかると彼女の体がピクッと震えた。 強く抱きしめられた。 そのまま彼女を触っていく。 彼女の吐息がもれる。 下着を下げ、指を這わせる。 彼女は思い切り抱きしめてくる。 「んっ」 頬が真っ赤になっている。 少し濡れているみたいだ。 初めての感触だ。 彼女が愛おしくなっていた。 どうしたらいいんだろう。 彼女を抱きたい。 下着を脱がせて、自分も下を脱いだ。 「制服…よごれる」 スカートを脱がして、彼女の上に… 足が緊張で開かないらしく、少し強く抱きしめてあげた。 「…怖い」 彼女は強く僕を抱きしめたままでいた。 「止める?」 「……ん…いい」 彼女の目は僕をみつめたままだった。 入り口を探し、ゆっくりと入れていく。 「いっ!」 彼女の手に力が入る。
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