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朝起きて仕事に行き、夜遅くに家路に着く。
そんな同じ事の繰り返し…。
人によってはつまらないと言うかも知れない。
けれど、私にとっては幸せな人生。
この繰り返しは死ぬまで続くとずっとおもっていた。
いつもと変わらない風景。
いつもと同じ帰り道。
今日は疲れたな~なんて1日を振り返りながら、帰り慣れた我が家へと向かっていた。
いつもと違うと言えば、もう何年も通っているこの道はついこの間舗装しなおされ、新しいアスファルトの臭いを微かに残していた事と帰宅時間だろうか。
今日は同僚に誘われ(なかば強引ではあったが)他の部署の男性社員との飲み会、いわゆる合コンというものに連れて行かれ、いつもよりかなり遅い帰宅となっていた。
「やっぱり、なれない事すると疲れるわ。」
別に嫌いというわけではないが、私はあまりそういった場を好んではいなかった。
既に腕時計の針は二時を回り半ばをさしていた。
私の今住んでいる家は駅から徒歩約30分くらいだろうか、私的には結構な距離ではあるが一般的にはどうなのかはわからない。
駅は遠いが自宅付近にはスーパーなど色々な店は揃っていて、別に苦労はしなかった。
通勤自体も軽い運動のつもりで歩いていた。
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