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月……満月だ
歌?……違う……和歌だ
私は、何故、泣いているの?
なんで……悲しいの?
ピピピピピ
けたたましくなく、携帯のアラーム
「また……あの夢だ」
私は、同じ夢を何度も見ている。途中で目を覚ましてしまうけど、何故かその夢を見ると悲しい気持ちになる。
「イヤだな……今日は、入学式なのに……もう一回、寝ようかな」
私は、布団の中に潜ろうとすると、突然、ドアが開いて
「雪名、早く支度しないと、遅刻だよ」母親の言葉に私は、しぶしぶ起きた。
朝食を軽く済ませて、新しい制服に手を入れて、軽く化粧をして、ロフファーに足を通した時に、後ろから母の声が聞こえた。
「忘れ物はない?」
「ないない。行ってきまーす。」
ドアを開けた。
すると、タイミングがバッチリと隣の人が出てきた。
今は、大学生らしいが、高校の時から付き合っている彼女と同棲をしているらしい。
私は、軽く会釈をした。
「今日から高校生かぁ~……隣の人みたいに燃え上がる恋愛……したいな。楽しそうだしなぁ~……とりあえず、出発だ♪」
私は、足取り軽く進んでいく
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