序曲

2/4
前へ
/144ページ
次へ
月……満月だ 歌?……違う……和歌だ 私は、何故、泣いているの? なんで……悲しいの? ピピピピピ けたたましくなく、携帯のアラーム 「また……あの夢だ」 私は、同じ夢を何度も見ている。途中で目を覚ましてしまうけど、何故かその夢を見ると悲しい気持ちになる。 「イヤだな……今日は、入学式なのに……もう一回、寝ようかな」 私は、布団の中に潜ろうとすると、突然、ドアが開いて 「雪名、早く支度しないと、遅刻だよ」母親の言葉に私は、しぶしぶ起きた。 朝食を軽く済ませて、新しい制服に手を入れて、軽く化粧をして、ロフファーに足を通した時に、後ろから母の声が聞こえた。 「忘れ物はない?」 「ないない。行ってきまーす。」 ドアを開けた。 すると、タイミングがバッチリと隣の人が出てきた。 今は、大学生らしいが、高校の時から付き合っている彼女と同棲をしているらしい。 私は、軽く会釈をした。 「今日から高校生かぁ~……隣の人みたいに燃え上がる恋愛……したいな。楽しそうだしなぁ~……とりあえず、出発だ♪」 私は、足取り軽く進んでいく
/144ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加