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それから約30秒後。曲が終わった。
睦月の方のゲージは全く貯まっていない。
対して佐原サン。
ゲージがフルで貯まっている。しかもフルコンボ。
一般人には到底無理な難易度を、彼女はいとも簡単にノーミスでクリアした。
「凄っ!佐原サン、凄っ!」
もう、睦月は驚く事しか出来なかった。
「久々だったから、腕が疲れちゃった。…あっ。」
いつの間にか、二人の周りに大勢の客がいた。
恐らく、彼女の脅威的な音ゲーの実力に魅せられたのだろう。
(彼女の美貌に魅せられたのもあるだろう。)
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