微かな空耳はラブソング…?

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「・・・」 「どうかしたの?」 「…私、男の人に誉められるの初めてだから、だから…その…ちょっと恥ずかしくて…。」 頬がどんどん赤くなる彼女。 「あっ…ゴメン…。」 その言葉を聞いた佐原サンは、ふてくされたような顔をする。 「…バカ…。なんであなたが謝るのよ…。」 「ゴ、ゴメン。」 「また謝ってる…。」 「あはは…。」 その後、二人は数時間、池袋の街の中を色々と回った。 周りから浴びる視線に耐えながら。 (佐原サンはその事に感づいていない)
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