13562人が本棚に入れています
本棚に追加
/399ページ
「えっ!?そうなの!?」
睦月の声が辺り一面に響く。
校内にいる生徒は二人しかいないので、尚更響く。
「【レウムハイツ】って知ってる?」
「うん。知ってる。」
「私あそこに住んでるの。」
「そうなの!?」
レウムハイツは、睦月の自宅から徒歩5分位で着くマンションである。
「あっ、でも中学が別だよね?」
「高校に入る前に引っ越してきたの。」
「へぇー…。」
「もう帰ろ?」
「あっ、うん。」
二人は各々の自転車に股がると、ペダルを漕ぎ始めた。
最初のコメントを投稿しよう!