110人が本棚に入れています
本棚に追加
少し考えては一人頷き
東雲｢あのね、大人って大変で少し難しいんだ…喜代と和仁君みたいな感じでね、上手くいかないんだ…｣
苦笑いしながらも、優しい口調で説得するかの様に喋りだし
頼都｢…｣
頼都は聞こえながらも、黙ったまま聞き続け
東雲｢僕も志賀崎先生は好きだけど、好きだってみんなに公表するのは難しいんだ…｣
自分の事で例えるかのように、苦笑いしながら言うと
東雲｢みんながみんな、良い顔をする訳じゃないんだ…やっぱり男同士で、世間…みんなには、嫌な事でもあるんだ…｣
苦笑いの中に、どこか辛そうな表情で話し続ける…
東雲｢和仁君がみんなに喜代が好きって言ってる？違うよね？みんな知られたくない事がある…けど知ってほしいとも思ってるんだよ｣
話しを聞く内に三月は泣き止み、東雲の話を真剣に聞き
最初のコメントを投稿しよう！