嵐の幕開け

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数分??数時間??お互いに黙っていると ?「三月!」 三月「?!」 聞き慣れた声が聞こえれば、慌てて相手から離れ、声のする方に顔を向ければ、険しい表情の頼都の姿があった 頼都「抱き合ったりして…何してたんですか?」 険しい表情から疑う表情をすれば、声のトーンを下げては三月に問いかけ 三月「…」 言葉が見つからず、困ったような表情で俯くと、肩を抱かれ ?「貴方がこの子の相手?」 頼都を睨み芦屋に問いかけると、頼都も睨み 頼都「アンタは何?…三月から離れろ」 ズイッと一歩前に進むと同時に、三月はビクッと怖がるような反応をし、それに気付けば三月を自分の後ろに下げ ?「東郷春彦、名前くらい聞いた事あるでしょ?」 俯き春彦の服の裾をキュッと掴むと、春彦の名前を聞き、顔を上げ 三月「!…東郷…御三家」 かなり驚いた表情と声で言うと、春彦は三月を見てはニッコリ微笑み、再び頼都を見 頼都「?!…この町を始め多くの街を取り仕切る御三家の一つ、東郷様とも在ろうお方が何故此処に?」 かなり分が悪そうな表情で言い 春彦「続きは我が家で話そう…彼が風邪をひいてしまう」 鋭い視線を頼都に向ければ、ため息をつき言うと、三人は東郷の宅に向かった
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