公園

2/5
前へ
/11ページ
次へ
キャッキャッ… 公園で無邪気に遊んでいる子供達 犬の散歩に来ている人 暇を潰しているのかスーツ姿の人 色んな人達が居る公園 そんな中 独り泣いている女の子がいる。 『うわぁぁわん!!』 『ひっくッひっくッ…!!』 泣いている女の子の近くに同じくらいの男の子 「どうしたのぉ~~?」 「なんでないてるのぉ~?」 男の子が心配そうに女の子の顔を覗きこむ 『ひっくッ!ひっくッ!いたいよぉぉお~!!』 「ケガしちゃったんだぁ!!だいじょうぶぅ~??」 『……うっ…うん。』 「いたいのいたいのとんでけぇぇいッ!!!」 屈んでいた女の子がゆっくりと顔上げ 二人は無言で顔を合わせる。 『……。』 「……。」 「どう??いたくなくなったぁ~?!」 『…うっ……うん…。』 「じゃぁ一緒に遊ぼ~う?」 っとその時 遠くから~ 《未來"ちゃ~ん!迎えに来たわよ~!》 女の子のお母さんが二人のもとへ来た 《あらっ!新しいお友達??僕~?僕も、もうそろそろ帰りなさぁい?お母さん心配するわよ~ッ♪》 「……。」 無言の男の子 《さっ!!未來ちゃん行こうかぁ~??》 『…まだいかなぁい……。まだかえりたくなぁい。』 《!!!!!!!!。》 無理矢理 未來をつれて行こうとする母 嫌がる未來を見ていた男の子 「未來ちゃんまた明日ねッ!!♪」 その言葉聞いた未來はおとなしくなり 『……。』 『うん!あしたぜったいあそぼうねぇ~~!約束ぅ~~!!!』 《……。》 お母さんに手を引かれながら帰って行く未來"の後ろ姿を見ながら男の子は寂しそうに手を振っていた。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

26人が本棚に入れています
本棚に追加