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「やっ…こんなんで帰るの…恥ずかしい…もん。」
「わかったよ。じゃあ、支えてやるけど、歩けるか?」
小さく頷いて、星野に身体を支えられ歩きだす。門を出た時。
「親御さん居ないらしいから、俺ついててやるから。」
「ダメ…帰ってきたら…何言われるか…わかんないじゃない。一人で、大丈夫…」
「バカ!こんな身体で無理に決まってんだろ!…しゃーねぇな…俺んち来るか?」
「いい…の?」
「あぁ、一人よりマシだろ?」
「ありがと、星野…」
そして、星野のマンションへ到着。広い星野のベッドへ横になる。
「ゆっくり休んでろよ!」
バタン
「さてと!風邪ん時ってどうすればいいんだ?(汗)とりあえず頭冷やすんだよな。」
他人の看病なんてした事がないから、全くわからない。とりあえず、氷水で冷やしたタオルを頭に置く。
「…気持ちいい…」
「そっか!良かった。…えっと次は、待ってろよ!おだんご!」
また部屋を出て、大気に電話をする。しかし、なかなか出ない。当たり前だろう。まだ授業中。それでもめげずに鳴らしまくると…。
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