手を繋いで…

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手を繋いで、小さい頃あの綺麗な野原を歩いたよね。 私達はまだ、小さくって無邪気で可愛かったあの頃…。 それなのに…、今は全然違う。 性格は、小さい頃とは変わらないけど、二人は良く喧嘩をする。 あの頃は、喧嘩もなく仲良しで…笑っていたのに… 何故、変わってしまったの? お互いに殺し合う様な戦い…。 家族、双子の兄弟なのに…。 私が行っても、止められない事は、良く知ってる。 だけど… ダメだよ… 殺し合う様な戦いなんて…。 夢を見ていたのは… 私なのかな? 3人で、誓った約束をした。 あの日のお別れの日…。 手を繋いで、3人で抜け出して行った… 夜空の綺麗な野原…。 『ねぇ、二人共…約束してくれる?』 「「何を?」」 『大きくなったらまた、此処に来て3人で夜空を見て手を繋いで遊ぶって事を…だよ。』 「俺は、もちろん…OKだけど、バージルは?」 「俺も、OK決まってるだろう。」 約束を交し、手を繋いで私達は別れた。 それぞれ、3人が歩んだ道は… 違う方向へと… 変わってしまっていた。 二人は、闇の道を… 私は、光の道を…。 END
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