第二章

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じぃじは車を飛ばした。 俺は複雑だった。 「何キロ出してんだ‼」 「警察に止められなきゃ良いんだけどなぁ」 なんて考えと、 「もっと急いで‼」 「あの伯父だから何をするかわからない」 「お姉無事かな?」 と考えていた。 そんな事を考えているうちにあっという間に伯父の家に到着した。 俺は車を飛び降り猛ダッシュで玄関まで行った。 玄関を開けた瞬間唖然とした。 玄関には俺達の荷物と姉が不思議そうにチョコーンと座ってこっちを見つめていた。 理解できなかった。 「何やってんの😓?」 まともに会話出来ない姉に問い掛けた。 「ンフフフフ😆」 満面の笑みで答えてくれる姉。 (出てけって意味なのか?それとも……考えてもらちが開かない。) 俺「ただいま戻りましたッ」 伯母「お帰り。」 (相変わらずそっけないな😓) 伯母「あんた、帰って来たわよ?ねぇあんた!」 俺「伯父さんすいませんお話があるんですが?お時間宜しいですか?」 伯父「うるせぇッ😡」 じぃじ「誰に向って物をしゃべっとるんだ?」 じぃじは続けた「今日から二人は次の引き取り手が見つかるまでワシが預かる事にしたからな‼挨拶に来たぞ?顔くらいださんか?」 嫌そうな顔をした伯父が出てきた。 俺ともお姉ともじぃじとも目を合わそうとせずにそのまま寝室へ行ってしまった。 この時俺は(やっと解放される。気楽にやって行ける。) と心の中でガッツポーズをして居た。 この後自分の身に起こる事など想像もしないまま…… 三人で家路についた。
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