リアスト1

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産まれた時は覚えて無いが 呼吸はしていた。 駅の改札口… 進む人並み… そこに響いた 悲しげな…そして大きな泣き叫ぶ声 その日は雨がどこか寂しげにシトシトと降り注ぐ午後 1つの小さな命はそこにあった その命はゆりかごの様な小さな箱に入れられていた ゆりかごの中には命の他にもう1つ達筆な文字でメモ書きが雨で濡れていた 『この子をお願いします。命名・翔』 翔の運命の歯車がゆっくり。そして静かに。回り始めた。。。
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