出会い☆

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ふと薄暗い部屋の中、目を覚ましたと同時に回りの暗さに焦って頭元にある携帯に手を伸ばした。着信は確か10件近く、メールも何件か入ってた。始めの着信の時間からすでに2時間は経ってた。アタシはすぐに直哉に電話をかけた。 アタシ「もしもし、ごめん。めちゃめちゃ寝てて全く気付かんかった」 直哉「マンションの下におるから来てや」 てっきりもぅ帰ってるもんやと思ったのに、2時間連絡もつかず会った事ないアタシの為にひたすら待ってくれてたのが、嬉しかった反面どっかで理解出来なかった。家を出て道路にハザードたいてる車を一台見つけ、アタシはそっちへ向かった。 車の真横へ行き、目が合ってアタシはドアを開け アタシ「めちゃ待たせてごめんな。薬飲んだからかは分からんケド、めちゃめちゃ爆睡してしまった」と言いながら助手席に座った。前に電話で話ししてる時、アタシは始めて会う時アタシの吸ってるタバコワンカートンちょうだぃなぁ~って言った事があった。その時は会うなんて思ってなかったし、会話の一つとして言った。直哉はアタシが助手席に座った瞬間、 直哉「はい、これ」とアタシの当時吸ってた銘柄のタバコワンカートンをアタシに渡してきた。 直哉「どんなんかと思って、一本だけ貰ったで」 アタシ「え、マジで~ありがとうなぁ。てか一本吸ったら9個と19本やんかぁ」と普段から素直じゃないアタシは照れとびっくりしたのを隠す為に笑いながらそぅ言い、タバコを直した。
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