出会い☆

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それから六甲の方へ車を走らせた。山を上る手前で直哉が「シートベルトしときやぁ」と言ってくれたから、素直にベルトをし夜景が綺麗に見えるとこまで上った。着いて車から降りた時、直哉が後部挫折から上着を持って「これ着とき」ってアタシに差し出してくれた。ケドアタシは「イィで~大丈夫やから」と直哉に返そうとすると「とりあえず着とけ」って言われた。アタシはその時、「上着持って来てくれたん?」と聞くと直哉は、「お前の事やから六甲って言ってもそんな格好で来ると思ったし」って。確か時期は夏手前くらいで夜も寒くはなかったケド、アタシは山の気温の事も考えず普段の格好やった。その時、こぅやってさりげなく思いやりある人ってめちゃ魅力的やなって思った。 夜景も綺麗やったケド、近くにいのししおるのにはびっくりした!直哉は近くのベンチに座ってて、アタシは少し離れたとこでいのししを見てた。 直哉が「おばちゃん、こっち座りや!」って笑いながらゆってきたから、アタシも「おばちゃんちゃうわ!!」って言い返し、直哉がしつこいからベンチに座った。少ししたら直哉がアタシの横にピッタリとくっついてきて、「こぅしたら寒くないやろ~」アタシはどうしていいか分からずまた少し離れて座り直して「寒くないし~」と言ってしまった。
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